しっかりとしたクレマをたたえたエスプレッソ。多めの砂糖を入れてかき混ぜすぎないのが本来のたしなみ方。
日本ではドリップ式のコーヒーが主流だからか、ブラックが違いの分かる飲み方とされるようですが、エスプレッソはカップの底に沈殿した砂糖を最後にじゃりっと食べるのも一つの味わい方。
オイル分の多いエスプレッソのコクや香りは、しっかり甘くしてこそ生かされ完成されます。
抹茶ラテなどのスイーツアレンジ系はともかく、お茶席で抹茶に砂糖を入れないのが常識だとしたら、エスプレッソにはきちんと砂糖を入れるのが流儀。
大人の嗜好品は作法を知ることも味わい深い人生の楽しみ方ですね。
岩下 亜希
※このコラムの写真はレンタル可能です。詳しくはこちらよりお問い合わせください。
レンタル画像ファイル情報 ( 2592×3873pixel / 940KB / 24bit / 72×72dpi )
※料理研究家、フードエキスパートの業務コーディネートをご希望の場合は、お問い合せページから。