フード＆テーブルコーディネーター岩下亜希さんの「簡単!! 家庭料理」シリーズ。
食品スーパーの定番食材でつくる、簡単おもてなしメニューのアイデアをご紹介します。
第三回は鯖缶で作るリエットです。

「鯖缶とクリームチーズのリエット」

～ついついワインがすすむ病みつきおつまみ～

パリジェンヌのようなかわいい名前「リエット」。リエットとは肉の繊維を残しながら脂肪分と合わせてペースト状にしたフランスのお惣菜です。
気軽なビストロで前菜として出されますが、上質な脂肪分が仕上がりを左右する、実はデリケートなお料理。鯖缶なら臭みもなく、脂の乗った美味しい時期の鯖が厳選されているので、これでリエットを作れば間違いありません。

作り方は

鯖缶をボウルに入れてフォークなどで崩し、残りの材料をすべて加えてよく混ぜ合わせれば出来上がりです。カリカリに焼いたバゲットを添えて、また茹でたじゃがいもに絡めたり、サンドイッチの具としても重宝します。
冷蔵庫で五日ほど保存できますが、ついつい食べてしまうので二日ともちません。
日本酒好きなら、味噌煮缶を使った和風リエットもオススメ。

※作り方は簡略化した表現になっています。オリジナルレシピをご希望の方はこちらから。

主な食材

≪今回のワンポイント≫
生の鯖のように臭み消しは必要ありませんが、マスタードを加えると鯖の旨みがより引き立ちます。色合いが地味なので紫玉ねぎを刻んで混ぜたり、ハーブなどをあしらうとシックに映えておしゃれな家飲みメニューに。

岩下　亜希

○いわした・あき
京都のホテル勤務を経てフランスに留学。リヨン郊外のリゾート開発会社に勤務、約2年滞在。
帰国後、フードビジネス、フラワーアレンジメント、テーブルコーディネート、撮影スタイリング等を学び、自宅キッチンスタジオにて、企業のメニュー 開発、飲食店や雑誌・広告の料理撮影、レシピ考案、フードスタイリング、テーブルコーディネート等を手掛ける。ホームページ
「おいしい週末」bonbonTable　http://www.bora-bora.jp/

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