~タイをこよなく愛するタイ料理研究家、両角舞さんの連載フードコラムです~
私はタイで2軒のレストランの立ち上げに関わらせていただいたことがあるのですが、もちろん現場のスタッフはタイ人ばかりでした。比較的若い子たちと働くことが多かったので仲良くなるのも早く、一緒に出掛けたりお菓子を分けたりして遊んだりしていました。
しかし一応日本から来た現場監督的な立場なので怒るときは怒らなくてはなりません。というか毎日怒りっぱなしでした…。仕事中スマホを見る、寝る、座る、遅刻する、明らかなずる休みをする、お客様用のジュースをこっそり飲む、お客さんをナンパする、などなど。日本の飲食店ではありえないことをやってくれるのでいちいち叱るのですがキリがなく、私が神経質すぎるのか…?と悩むこともありました。ある日私が休憩から戻ると店に誰も見当たらなくて、驚いて探したら裏で全員寝ていた時は、怒るを通り越して絶句しましたが…。
でも真面目なところは真面目で、覚えなければならないことはきっちり覚えて仲間にも共有するし、調理中の手袋やマスクの着用、ストローを素手で触らないなど衛生面も徹底しているし、毎日の掃除も手を抜かずすごい速さでピカピカにしてくれました。下水が詰まったら服が濡れるのも厭わずに床に寝そべって排水溝に手を突っ込んで直してくれたり、業者がで品切れになっている材料があると朝早くに市場に行って買ってきてくれたり、お店のために尽くしてくれているのが伝わってきて感動させられることも多々ありました。
何よりみんな優しくて私の体を心配してくれたり、おいしいもの、面白いこと、私が喜びそうなことを一生懸命教えてくれるし、目が合うとニコッと笑ってくれるし。
タイの子たちは根が素直で明るいので憎めなくて、なんだかんだ許してしまうのです。(そこまで計算されていて、私が手のひらで転がされていたのかもしれませんが)
元気でいるといいな、私がみんなから教わったタイ語を覚えているように、みんなも「ありがとう」や「おいしい」をを覚えていてくれているといいなと心に浮かべる、懐かしく愛しい子達です。
両角 舞
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et al.Brugt pulmonal hypertension og serotonin: halvfabrikata af mahogni til levering. tadalafil pris Winnipeg-forskellen mellem første og femte generationsteknikker er fraværet af hysteroskopi.